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印刷コンサルティング 印刷に関する事でしたら何なりとご相談下さい。出張しない限り相談に料金は頂きません |
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紙を媒体とした印刷物は減る傾向にあります。その数少ない印刷物を業界では価格競争で奪い合っています。 印刷業で飯を食うなら印刷の事をもっと勉強した方が良いと思います。 もちろん、現場に従事している人等は詳しい人も沢山おります、ただ制作担当及び営業さん達の知識は決して豊かとは言えません。 技術的な事は現場に任せれば良い!なんて思っていたら最終印刷工程でトラブルを起こす元凶になり兼ねません。 たとえば営業が新規ユーザーから受注…制作担当がデザインして校正を出します、ユーザーはカッコいいデザインに1発でOK! さて現場に持ち込みます、現場でこんなの刷れない、たとえ刷れても物凄い手間が掛るし時間も費用もかかると言われる、結局信用を失う結果になります。 最低限の基礎を学んでいれば制作段階である程度考慮したデザインで制作出来たはずです。 私は、この業界一筋に35年従事してました、入口の制作から出口の製本まで熟知しているつもりです、今までは企業秘密的な事もお答え致します。 ここでは、よく有る事例で気を付けなければいけない事、私が経験した呆れた営業さん 等を少しずつ書いていくつもりです。 |
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M E N U 一般の方向け及び印刷の基礎 |
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オフセット印刷の仕組み オフセッ印刷以外の印刷方式 カラー印刷の原理 業界向け特に気を付けなければいけない事柄 次回更新に続く! |
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■カラー印刷の原理■ | ||||||
一般的な印刷物は、フルカラーの物でも4色のインクの組み合わせで再現されています。 理論上では色の3原色(紅、藍、黄)で完全に再現出来るはずですが、 インクの特性上、黒の再現性が良くないので補色として黒(印刷業界ではスミと言う)を追加してシャドー引締めています。 一般の方がよく驚くのが、赤は色の原色ではありません、紅と黄の混合で再現します(下記図参照)。 一般に市販されているカラープリンタも基本的に印刷業者の印刷と同じですが、薄い色を再現しやすくするため それぞれ薄藍、薄紅等追加して6色インクとか7色インクとかになっているケースも有ります。 ただインクジェットプリンタインクには蛍光成分が含まれているため印刷インクとは色調がかなり違ってきます。 インクジェットの色に合わせて?と言う発注がたまに有りますが、はっきり言って不可能です。 |
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印刷物等の色の3原色(C,M,Y)テレビ等の光の3原色(R,G,B) |
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白を基盤に色を重ねて段々暗くなって行きます。 | 黒を基盤に光を重ねて段々明るくなって行きます。 | |||||
全く反対の性質を持つ「色の3原色」と「光の3原色」 上の図の通り、両者は全く反対の性質を持っており、時々問題をおこします。 パソコンのモニターは光の3原色なので、パソコン上で色々編集して、紙に印刷する場合、光の3原色から色の3原色に変換して出力さ せています、したがってモニターの色と印刷の色がなかなか合わないと言うのは当然と言えば当然です。 いかにカラーマッチングさせるかがポイントとなっております |
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左の写真の様なカラー原稿が有ったとします。 これを印刷しようとした場合、色の3原色を1色ずつの版に分ける 必要があります(濃度については網点と言う小さな点の集まりの 大きさで表現)ひと昔前は、製版カメラを使ってカラーフィルターに て1色ずつカラー分解していました。 それはまさしく職人技でしたが、その後カラースキャナーと言うコ ンピューターを使用した装置が出現し一挙にカラー印刷が普及し ました。 その後DTPが一般化し、誰でも簡単にカラー編集しイメージセッタ ー及びCTPと言った装置にて色分解済みのフィルム又は刷版が パソコンさえ使えれば簡単に高品質な版を出力することが出来る ようになりました。 下記の4枚の写真が色分解されたそれぞれの版です。一般的な 4色機は、墨、藍、紅、黄の順に正確な見当にて刷り重ねて行き ます。普通の単色印刷機でも4回機械に通す事によりカラー印刷 は可能です(印刷順は業者ごとに異なる) |
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墨版(BK) | シアン版(C) | マゼンタ版(M) | イエロー版(Y) | |||
○ ↓それぞれの色版を刷り重ねるイメージ↓ |
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